<<うめ備忘録>> ~Random Walk~

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リモートシャックの構成図

JA1OHPの固定局は2局あるんだがともに電源制御も含めリモート運用ができるようになっています。
時々いろいろな方から聞かれるし、正直自分でもどんな構成だかあやふやなんです。

適当に試験しながらやっているのでちゃんとして構成図等はないですし、昔からはだいぶ変化していますので今時点の構成図を簡単に紹介しておきます。

尚、リモート運用は下記のようなことや非常時の対策等の届け出が必要です。



まずハード的な構成図ですが、パソコンは小型のデスクトップで通常ディスプレイは接続していません。画面を見る必要がある場合はスマホまたはノートPCで画面を見るようにしています。
性能はi3のCPUでメモリも4GBしか載せていませんがまあこのくらいでも特に支障はありません。

電源制御にTP-LINKのスマートコンセントを使っています。これはリモートからAC100Vの電源をオン/オフできます。この装置は去年から使っていますが意外と誤動作はほとんどなく安定して使えています。

リグの電源は以前は自作の電源制御でパソコンが起動したらAC100Vがオンになりシャットダウンしたらオフになるようにしていましたが現在はスマートコンセントのみです。

外部から電源を入れると自動的にログインして必要あるソフトを起動しておいてくれます。

使用後はシャットダウンしスマートコンセントをオフにします。

リグはIC7000ですのでHFから430MHzまでリモートから使えるので便利です。
HFはオートアンテナチューナーAH-4でやっていますが3.5から50まで一応チューニングできます。チューン動作もリモートからできますのでクイックQSYが可能です。

リモートからの全体制御にはchromeリモートデスクトップでやっています。chromeリモートデスクトップはパソコンはもちろんスマホからでも使えますので電車の中や屋外でも気軽に使えます。

パソコン内のソフト構成ですが、リグの制御にHamRadioDeluxe(HRD)を使っています。HRDは10数年前から使ているお気に入りのソフトで、リグのほとんどの操作をリモートから行えます。

特に、出力パワー、SWR、ALCをリアルタイムで監視できるので安心できます。AH-4だと時々チューニングが十分でなくSWRが高い場合もあるので監視は必須だとおもっています。最初はIC746で構成していましたがIC746では監視が十分できないのでIC7000にしましたがこれは大丈夫です。リグによってはCI-Vのコマンドの関係か監視ができないのもあるようです。

FT8が主な用途ですがJTDX/WSJT-X/WSJT-Zなど切り替えて使うことができます。JT-Liker経由でHAMLOGにロギングします。

本来のHAMLOGにデータをマージしたりFT8のadiファイル等をマージする必要がありますが、ネットドライブのOneDrive経由にしていますが、これは手動です。

CW/RTTY/PSKの運用はほとんどやりませんがctestwinでなんとかできます。コンテスト等のようにファンクションキーで済むようなものなら実用になります。簡単なCWコンテストは特に問題ありませんでした。

SSB/FMは音声の伝送がちょっと面倒。以前はteamviewerを使っていましたが現在はskypeでやっていますが、skypeも年々バージョンアップされディレイがかなり短くなってきましたので普通の交信はほぼ問題ありません。


もう一か所のメインシャックのリモート運用構成はこれと若干違いますがほぼ似たようなものです。そのうち構成図を書いておこう。